公開日 2023年02月28日(Tue)
2月28日(火)に第74回卒業式が執り行われました。
今年度の3年生はコロナの制限が大きく掛かり行事中止などの影響が大きく出た学年でしたが、甲子園出場や120周年式典、奄美の世界自然遺産登録など大きな出来事を体験した才気豊かな学年でした。大高を牽引する3年生の卒業式はたくさんの笑顔に溢れていました。
校長の式辞では最澄の「一隅を照らす、これ国宝なり」などの言葉を引用し、社会には目立たない場所に目を向けて取り組む人がたくさん居る、この地道な一隅を照らす行為は成長のチャンスであり、やがて社会全体をよりよくすることに繋がる。どんなときも大島高校の日々と仲間を忘れず社会の中で活躍してくれることを祈っている、と述べました。
在校生送辞では、2年生の泉美乃さんが、コロナ禍で学校生活を送った先輩方は困難にくじけず前を向き乗り越えていこうとする姿に勇気をもらった。先輩方の姿を見て努力することの価値を知ることができた。辛いときは高校から見える奄美の海の色と安勝山の緑を思い出してほしい、と述べました。
卒業生答辞では、卒業生の田代豊秀さんが、休校から始まった1年生時から卒業までの行事を振り返り、人生で3年間しかない高校生活はつらい幕開けとなったこと、しかし120周年事業で歴史と伝統を繋ぐことを知り、探究活動で奄美の問題と向き合うこと、野球部の活躍と他の部活動生の活躍に自分たちも頑張ろうと思ったこと、3年間を通してその時できることは何かを考え実行し限られた中でも充実したものとなったと述べました。
式後のLHRでは、担任から卒業証書が一人一人に手渡され卒業生は仲間や保護者、教職員への感謝をスピーチしました。各クラスでお別れの時を惜しむように温かな時間が流れていました。
第74期生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!