赤門

公開日 2018年03月16日(Fri)

昨日の合格者集合で配られた「合格者のしおり」に掲載されています《本校の案内と歴史》。このコーナーでは,昭和63年度『大島紀要』第5号「校内そぞろ歩記」から,本校の施設について抜粋一部加筆をした記事を掲載しています。
きょうはその記事のひとつ,「赤門」を紹介します。

〈赤 門〉
名瀬市の国道58号線,通称古見本通りからも見える,どっしりと風格あるレンガ積みの赤門の前に立つ。この赤門,昭和51年5月に再建されたものである。
旧制大島中学校(大中)の赤門を東大の赤門に擬して,かつて幾多の先輩たちが星雲の志を抱いて赤門をくぐり,勇躍,旅立っていったことであろうか。その大中時代からの赤門は,校内や周囲の道路工事のためのトラック等の出入りで,倒されるなど損傷がはげしく,危険な状態になったので,創立70周年に焦点を合わせて,昭和45年3月鉄平石の横積みによる校門に作りなおされた。この校門は本校のものとして,いささか貧弱でありぜひ赤門の復活をという内外からの要望がおこった。しかし,旧大中時代の赤門は,創立70周年の折り,すでに,大中16回卒業の方々が,プールの横,学寮食堂の入口に復元されていたので,当時の美島福司郎美術教諭の設計によって,現在の赤門が竣工した。

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現在の赤門